2009年03月25日

本資料は、3月25日に米国バイオジェン・アイデック社が報道関係者に発表した資料の訳文です。

バイオジェン・アイデック社  “R&D Day”に開発プログラムの進捗状況を発表 -中・長期の成長を見込める後期臨床試験段階にある新薬候補は20品目に及ぶ -

〔R&D Day(R&Dの日):投資家を対象として研究・開発状況について発表する機会〕

マサチューセッツ州ケンブリッジ(2009年3月25日) - バイオジェン・アイデック社(NASDAQ: BIIB) は本日、投資家の皆様に、研究開発パイプラインの最新情報を発表します。特に、治験中の6つの開発プログラムを含む、広範囲で革新的なポートフォリオを中 心に説明します。

研究開発部門の責任者セシル・ピケット(Cecil Pickett)博士は、「当社は、この3年間、研究開発パイプラインを変革してきました。第2相臨床試験中あるいはそれ以降の段階に入っているプログラ ムは20件あり、当社の研究開発パイプラインは他の大手製薬企業に引けを取らず、当社が高い成長を望める状況にあります。」と述べています。

ピケット博士は、R&D(研究・開発)の中心的メンバーと共に、神経学領域、腫瘍学領域、免疫学領域、心肺領域という、会社の中核となる各 治療分野での重要な後期臨床開発プログラムについて、また、血友病における血液凝固第IX因子のプログラムについて、詳細に発表します。さらに、当社の研 究者達が、多数の、最先端の前臨床段階にあるプログラム及び早期開発段階のプログラムについても発表する予定です。

「我々は、中枢神経系の修復に関与するLINGOやニューブラスチン(neublastin)などの研究に取り組んでおり、製薬業界が最も期待を寄 せている基礎研究分野でのパイオニア的存在といえます。先導的に取り組んでいるTWEAK経路に関する研究は、自己免疫疾患、循環器疾患、癌などに応用で きる可能性があります。また、弊社の二重特異性抗体の技術は、さまざまな疾病に対してより効果的な治療法の開発に繋がる可能性があります。」とピケット博 士は述べています。 

「世界MSの日」は、1) MSという疾患、各国のMS協会、MS患者、およびMSに関わる全ての人々に対する認知度を向上させること、2) 各国のMS関連組織、MS患者とMSに関わる全ての人々を結合し、拡大させ、融合させること、 さらには、3) MSに対する寄付活動を支援することを目的として2009年に制定されました。 

多発性硬化症は若年成人に多く見られる中枢神経 系の慢性疾患です。日本での有病率は10万人あたり7.7〜15.0人と推定され、過去30年間上昇 傾向にあります。現在、日本では、12,600人が多発性硬化症と診断されており、世界中には200万人を超える患者さんがいます。多発性硬化症に罹患す る可能性は誰にでもありますが、疾患の特徴としていくつかのパターンが見られます。発症は男性よりも女性に多く、一般的に15歳から60歳の間に発症しま す。多発性硬化症では中枢神経系の神経線維を保護するミエリン鞘(髄鞘)が損傷を受け、それによって脳から身体への神経伝達が妨げられます。症状としては 視覚障害、運動麻痺、歩行障害、バランスの喪失、感覚鈍麻、排尿障害などがあります。

現在、多発性硬化症を完全に治す治療法はまだ発見されていません。しかし現在では、インターフェロン ベータ製剤、モノクローナル抗体製剤など、病気の進行を遅らせ、再発を予防する治療薬があり、早期治療がとても重要です。 

遺伝子組換え型インターフェロン ベータ-1aのアボネックスは、2006年11月に日本で発売された多発性硬化症治療薬です。週1回筋肉内投与のアボネックスは、日本で発売以来、注射部 位の皮膚潰瘍や皮膚壊死などの重篤な副作用が1例も報告されていないこと、週1回の自己注射はライフスタイルにあまり影響を及ぼさないため、治療を始めや すく、かつ続けやすいということが評価され、多発性硬化症治療の新たな選択肢として、その支持を拡大しています。 

ナタリズマブは、特に再発寛解型の多発性硬化症 に対して効果を発揮する新しい治療薬として、世界で初めて承認されたモノクローナル抗体製剤です。海外では米国および欧州で2006年に上市されていま す。ナタリズマブは、これまで世界約45ヵ国で6万7,000人以上の患者さんに処方されています。日本においては、2010年2月から治験が開始されま した。 

米国バイオジェン・アイデック社(Biogen Idec, Inc., NASDAQ: BIIB, 本社:米国マサチューセッツ州)は、未だ有効な治療法がなく医療ニーズが存在する治療分野において、新たな標準となる治療薬の研究開発に注力しています。 1978年に創立されたバイオジェン・アイデック社は、新しい治療法の発見、開発、製造および販売を一貫して行う世界的なリーダーです。悪性リンパ腫及び 関節リウマチ治療薬のリツキサン®(一般名 リツキシマブ)、多発性硬化症治療薬のアボネックス®(一般名 インターフェロンベータ-1a)、タイサブリ(一般名 ナタリズマブ)などを主力製品とし、世界90ヵ国以上において、それらの治療に貢献しています。

バイオジェン・アイデック社:www.biogen.com 

バイオジェン・アイデック・ジャパン株式会社は、2000年に米国バイオジェン・アイデック社の日本法人として設立されました。現在、多発性硬化症治療薬のアボネックスを販売しています。

バイオジェン・アイデック・ジャパン株式会社:www.biogen.jp

その他のプレスリリース

  • 2009年11月09日プレスリリース 「アボネックス® 筋注用シリンジ30μg」 日本での発売から3年 ~ ルアーロック型シリンジへ切り替え シリンジと注射針の接合部を改良 ~
  • 2009年09月01日プレスリリース 「多発性硬化症治療薬の製造販売後臨床試験」の登録期間が終了しました。
  • 2009年08月20日プレスリリース 「アボネックス® 筋注用シリンジ30μg」 多発性硬化症治療の新たな選択肢として支持を拡大 ~使用患者数が1000例に達する~
  • 2009年05月29日プレスリリース バイオジェン・アイデック、「世界多発性硬化症の日」に参画 ~多発性硬化症を完治させる治療法の実現に向けた声明文を公表~
  • 2009年04月30日米国でのプレスリリース 10年間の追跡調査の結果、早期多発性硬化症の患者さんにアボネックス(AVONEX®)を投与することにより、長期間に渡って治療ベネフィットがあることが判明