2022年01月13日

本資料は、米バイオジェン社が 2021年12月14日(現地時間)に発表したプレスリリースの日本語訳として発表させていただくものです。内容につきましては原本である英文が優先します。

バイオジェンとTheraPanacea社、新たな提携を発表
神経科学の個別化医療に向けたデジタルヘルス
の推進目指す

本提携の目的は、神経疾患の個別化されたより早期の治療のために、革新的な機械学習と人工知能のソリューションを開発すること
バイオジェンは、TheraPanacea社の神経科学におけるテクノロジーの独占権を取得

米マサチューセッツ州ケンブリッジ、仏パリ、2021年12月14日–バイオジェン(NASDAQ略称BIIB)とTheraPanacea社は、既存の両社の関係をさらに発展させ、神経科学の複数の治療領域に注力した提携を締結したことを発表しました。この提携の目的は、患者ケアを改善し、新薬開発を促進し、神経疾患の基礎病理の解明を推進するようなデジタルヘルスのソリューションを開発するために、機械学習(ML)と人工知能(AI)の分析を活用することです。

バイオジェン・デジタルヘルスのトップを務めるマーチン・デュビュック(Martin Dubuc)は次のように述べています。「神経科学のイノベーションとブレークスルーは転換点を迎えています。テクノロジーの進歩により、疾患を理解し、治療の標的を絞り、リスクを管理する私たちの能力は高まっていると言えるでしょう。当社とTheraPanacea社のこれまでの協働の成果と、オンコロジーにおける同社のAIの成功に基づいて、両社の提携をさらに発展させることを非常に喜ばしく思います。デジタルヘルスのソリューションにより、私たちはアクセスのしやすさと精密さという基盤の上に、個別化医療の新たな時代を開拓することができると確信しています」。

画像診断や関連する他の臨床データソースから意味を見出すためにMLやAIを活用することで、疾患の理解を深め、より個々の患者さんに即した臨床試験にデザインできる可能性があります。これにより新薬開発のサイクルの短縮、関連コストの引き下げ、そして成功確率の向上が期待できるかもしれません。同時に、これらのデジタルヘルスソリューションは、より多くの情報に基づいた意思決定を可能にし、患者さんのヘルスアウトカムの改善につながる可能性があります。

TheraPanacea社の最高経営責任者(CEO)でパリ・サクレ―大学CentraleSupélecの著名な数学教授であるニコス・パラギオス(Nikos Paragios)教授は次のように述べています。「バイオジェンと提携し、我々のMLやAIのソリューションを同社のワールドクラスの臨床的専門知識や神経科学のユニークなデータセットと組み合わせることを非常に嬉しく思います。この提携を通じて、我々の人工知能を用いたマルチオミクス解析によるバイオマーカー創製プラットフォームを拡大し、神経疾患の患者さんの治療方針決定を向上させ得る臨床的ソリューションを提供することを目指します」。

本契約の条件により、バイオジェンはTheraPanacea社の転換社債と引き換えに最高で1500万ドルを投資します。本契約はまた、特定の研究および開発マイルストンの達成に応じた最高で約4100万ドル(現在の為替レートに基づく)の支払いも含みます。さらに、バイオジェンは神経科学におけるTheraPanacea社のテクノロジーの独占権を取得します。本提携の目標を達成するため、TheraPanacea社はヨーロッパにおける既存のオペレーションと人員の拡大に投資します。

TheraPanacea社について
TheraPanacea社は、医療のイノベーションを推進するために、AIに基づくソリューションの無限の力を解放することに専念する極めて革新的なIT企業です。
パリ・サクレ―大学のスピンオフとして発足したTheraPanacea社は、当社が独占所有権を有するプラットフォームの力を臨床領域の専門知識と統合するために、世界有数の医療機関と緊密に協働しています。当社のテクノロジーは、バイオマーカーの創製や患者の層別化を含め、治療選択・計画・実施・アウトカムを改善する最も革新的なツールを臨床医や医療従事者に提供する、決定的で領域に制約されたデータに基づく人工知能ソフトウェアのユニークな組み合わせです。
TheraPanacea社のAIを用いた臨床上のソリューション(ART-Plan™)を用いることで、医療従事者の生産性は大きく向上し、治療の標準化を推進し、臨床現場での業務フローを改善し、がん患者さんの治療アウトカムを改善することができます。TheraPanacea社のAIを用いたバイオマーカー創製プラットフォーム(ART-Omics™)は、開発サイクルを短縮し、コストを低減し、効果を高めることで、製薬企業に探索・開発早期段階から後期・製品化段階に至るイノベーションを提供します。
TheraPanacea社の開発は、パリ・サクレ―大学およびParis Biotech Santéのエコシステムの一環としての恩恵や、Therinvest (Innothera社の独立系デジタルヘルス成長株投資ファンド)の後援とともに、パリ・サクレ―大学SATT、仏高等教育研究省、仏公共投資銀行(BPI)、欧州研究評議会(ERC)、欧州イノベーション評議会によるEIC Acceleratorチャレンジの競争的資金を受けています。

バイオジェンについて
神経科学領域のパイオニアであるバイオジェンは、最先端の医学と科学を通じて、重篤な神経疾患、神経変性疾患の革新的な治療法の発見および開発を行い、その成果を世界中の患者さんに提供しています。1978年にチャールズ・ワイスマン、ハインツ・シェイラー、ケネス・マレー、ノーベル賞受賞者であるウォルター・ギルバートとフィリップ・シャープにより設立されたバイオジェンは、世界で歴史のあるバイオテクノロジー企業であり、多発性硬化症の領域をリードする製品ポートフォリオを持ち、脊髄性筋萎縮症の最初の治療薬を製品化いたしました。また、多発性硬化症および神経免疫疾患、アルツハイマー病および認知症、神経筋障害、運動障害、眼疾患、免疫疾患、神経認知障害、急性神経疾患および疼痛といった神経領域の研究においても最先端の活動を展開しています。
2020年、バイオジェンは、気候、健康、公平さが深く相互に関連する課題に対して、20年間に2億5000万ドルを投資する大規模な取組みを開始しました。Healthy Climate, Healthy Lives ™は、ビジネス全体で化石燃料の使用をゼロにし、著名な研究機関とのコラボレーションを構築して科学研究を進展させ、人類の健康を改善し、発展途上のコミュニティをサポートすることを目的としています。
バイオジェンは生物製剤の高い技術力を活かし、高品質のバイオシミラーの製品化にも注力しています。バイオジェンに関する情報については、www.biogen.com およびSNS媒体Twitter, LinkedIn, Facebook, YouTubeをご覧ください。

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