本資料は、米バイオジェン社が 2024年2月13日(現地時間)に発表したプレスリリースの抜粋日本語訳として発表させていただくものです。内容につきましては原本である英文が優先します。

 

バイオジェン、2023年度第4四半期と通年の業績を報告
2024年度は非GAAPでのEPSの成長回帰を期待

2023年度第4四半期の総収益は24億ドル; GAAP希薄化後のEPSは1.71ドル; 非GAAP希薄化後のEPSは2.95ドル

  • GAAPおよび非GAAPの希薄化後EPSは、先日発表したアデュヘルムに関する活動中止に伴うコストに関連して0.35ドルのマイナス影響

2023年度通年の総収益は98億ドル; GAAP希薄化後のEPSは7.97ドル; 非GAAP希薄化後のEPSは14.72ドル

バイオジェンは米国および日本でレケンビの共同販促を実施; 発売後の実績は着実に進捗; レケンビが中国で承認

高いアンメットメディカルニーズを要する領域の革新的新薬SKYCLARYSについて、薬物療法を受ける患者数が約1,000人の米国で発売するとともに欧州連合の承認を取得し、希少疾患のポートフォリオを拡大中

産後うつ病の成人患者を対象とするZURZUVAEが米国で順調なスタート

"Fit for Growth"の戦略により、引き続き2025年までに総収益ベースで10億ドル、純利益で8億ドルのコスト節減効果を期待

2024年度通年の業績ガイダンス: 非GAAPのEPSは15ドルから16ドル、2023年度の中間点と比較して約5%のEPS増加
  • 2023年度比でパーセンテージにして一桁台前半から半ばの総収益の減少を見込み、中核医薬品収益(製品の売上収益 + レケンビ)は2023年度から横ばいの見込み
  • パーセンテージポイントで一桁台半ばの営業マージン拡大を見込むことから、営業利益は2023年度比で10%台前半の増加率となる見込み


バイオジェン (NASDAQ: BIIB) は2024年2月13日に2023年度第4四半期と通年の業績を発表しました。これについて、社長兼最高経営責任者(CEO)のクリストファー・ A. ヴィーバッハーは次のように述べています:
「2023年はバイオジェンにとって変革の年であり、私たちは4つのファースト・イン・クラスの医薬品の承認を取得するとともに、コスト構造を見直し、引き続き慎重に株主資本を配分し、パイプラインの優先順位付けを見直しました。これらの主な取り組みにより、私たちはバイオジェンを持続可能な成長軌道へと回帰させる準備が十分整ったと確信しています。最近発売した新製品の進捗をさらに推進することも含めて、2024年は着実な業務の遂行に注力しています。これにより私たちは、患者様や株主により大きな価値をもたらす新生バイオジェンという目標を引き続き推進することができると考えています」。

業績ハイライト

  Q4 '23 Q4 '22 △(CC#) FY '23 FY '22 △(CC#)
総収益 (単位: 百万ドル)* $2,386 $2,544 (6)% (5)% $9,836 $10,173 (3)% (1)%
GAAP希薄化後EPS $1.71 $3.79 (55)% - $7.97 $20.87 (62)% -
非GAAP希薄化後 EPS $2.95 $4.05 (27)% - $14.72 $17.67 (17)% -

注: 前年同期比の増/(減)を変化の割合(%)で表記
* 2023年度第3四半期以降、バイオジェンは「レケンビ®に関する提携」による商業化経費の計上方法を変更しました。ロイヤリティを含めたバイオジェンに帰するレケンビの製品収益、正味売上、および売上原価の50%は引き続き収益の一部として計上します。バイオジェンはこの「レケンビに関する提携」について、グローバル全体の全ての商業化前および商業化後の営業・マーケティング経費の50%を販売および一般管理費として計上します。これら経費の商業化後に関わる部分を売上収益から差し引く形で計上はしません。
# 恒常為替レート(CC)での収益増減の変化(%)は外国為替レートの変化および金融ヘッジ利益または損失による影響を除外して表記。当期の外国為替での収益値は前期の平均為替レートで米国ドルに変換。

GAAPと非GAAPに業績指標の調整は本プレスリリース(英文オリジナル)の末尾に表4として記載。

収益サマリー

(単位: 百万ドル) Q4 '23 Q4 '22 △(CC#) FY '23 FY '22 △(CC#)
MS治療薬の収益(1) $1,168 $1,269 (8)% (6)% $4,662 $5,430 (14)% (12)%
希少疾患治療薬の収益(2) $472 $459 3% 6% $1,803 $1,794 1% 4%
バイオシミラー製品の収益 $188 $175 8% 10% $770 $751 3% 6%
その他製品の収益(3) $4 $2 95% 90% $12 $13 (8%) (10%)
全医薬品収益 $1,832 $1,905 (4%) (2%) $7,247 $7,988 (9)% (7)%
抗CD20治療薬プログラムの収益 $436 $448 (3)% (3)% $1,690 $1,701 (1)% (1)%
委託製造、ロイヤリティおよびその他の収益(4) $118 $192 (38)% (38)% $899 $485 85% 85%
総収益 $2,386 $2,544 (6)% (5)% $9,836 $10,173 (3)% (1)%

注: 前年同期比の増/(減)を変化の割合(%)で表記。四捨五入により数値合計および再計算が一致しないことがあります。
(1) 多発性硬化症治療薬: テクフィデラ®、VUMERITY®、アボネックス®、PLEGRIDY®、タイサブリ®、FAMPYRA
(2) 希少疾患治療薬: スピンラザ®、QALSODY®、SKYCLARYS®
(3) その他製品: アデュヘルム®、FUMADERM、ZURZUVAE
(4) 「レケンビに関する提携」からの、ロイヤリティを含めたバイオジェンに帰する製品収益、正味売上、および売上原価の50%、および2023年度第1四半期に始まったレケンビの委託製造からの収益も含みます。2023年度第3四半期以降、バイオジェンは「レケンビに関する提携」から生じる商業化経費の計上方法を変更しました。ロイヤリティを含めたバイオジェンに帰するレケンビの製品収益、正味売上、および売上原価の50%は引き続き収益の一部として計上します。バイオジェンは今後「レケンビに関する提携」について、グローバル全体の全ての商業化前および商業化後の営業・マーケティング経費の50%を販売および一般管理費として計上します。これら経費の商業化後に関わる部分を売上収益から差し引く形で計上はしません。

  • エーザイが計上した2023年度第4四半期の市場に流通するレケンビの製品収益は約700万ドルでした。
  • エーザイが計上した2023年度通年の市場に流通するレケンビの製品収益は約1,000万ドルでした。
  • 2023年度第4四半期のSKYCLARYSの収益は約5,600万ドルでした。
  • 2023年度第4四半期のZURZUVAEの収益は約200万ドルでした。

バイオジェン社について
1978年の創立以来、バイオジェンは世界をリードするバイオテクノロジー企業で、患者さんの人生を変革し、株主や私たちのコミュニティに価値をもたらす新薬をお届けするために革新的なサイエンスを開拓しています。
私たちは優れた治療アウトカムをもたらすファースト・イン・クラスの治療薬や治療法を推進するために、人類の生物学に対する深い理解を応用し、異なるモダリティを活用します。私たちは長期的な成長をもたらすために投資利益率のバランスを考慮した上で、果敢にリスクを取るというアプローチを採択しています。

投資家の皆さんにとって重要な情報についてはバイオジェンのウェブサイト www.biogen.com に定期的に掲載しています。当社のSNS媒体 FacebookLinkedInXYouTubeもご覧ください。

 

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