エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫、以下 エーザイ)とバイオジェン・ジャパン株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:傳 幸諭、以下 バイオジェン・ジャパン)は、MCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)をより多くの方々に理解いただくことを目的として、TVCMを11月15日より全国で放映することをお知らせします。
MCIとは、「脳の機能が健常な状態」と「認知症」の中間の段階で、自立した日常生活を過ごせるものの、記憶や判断などを行う脳の機能(認知機能)がいくらか低下している状態を指します。MCIの状態からさらに認知機能が低下し、日常生活に支障をきたし介護が必要な状態になると、認知症と診断されます。
2022年時点でMCIの人は558万人、65歳以上に占める割合は15.5%であり、2040年には612万人のぼると推計されています1。認知症予備軍といわれるMCIですが、必ずしも認知症に進行するわけではなく、原因によっては現状が保たれたり、回復したりすることもあります。もの忘れが気になったら専門医に受診し、早期にMCIを発見、原因を特定することで、MCIから認知症へ進行しないように適切な対策を行うことが重要です。
本TVCMは、「それ、さっきも言ってたよ」と娘にいつも心配される母が、歳のせいかと思っていたもの忘れが実はMCIによるものである可能性があると知り、医師に相談にいくストーリーです。
エーザイが行った調査2では「MCI」という言葉自体の認知率は12%、理解度は2%と、未だ低いという結果でした。本TVCMを通してより多くの方々にMCIを知っていただくことで、認知機能の不調に対する世の中の関心が高まり、MCIの早期発見・対策に貢献できることを願っています。
※1 認知症及び軽度認知障害の有病率調査並びに将来推計に関する研究」
令和5年度老人保健事業推進費等補助金 九州大学 二宮利治教授
※2 インターネットによるアンケート調査
対象者:60-70歳の全国男女、2,000サンプル 調査期間:2024年2月
調査実施機関:株式会社マクロミルケアネット