バイオジェンカップ：オンラインボッチャ全国大会

「オンラインボッチャ」とは、競技会場に設置されたボッチャマシン（従来のボッチャで用いられるランプと呼ばれる滑り台様の道具に遠隔操縦装置が付随されたもの）をインターネットを介して操作し、ボッチャ競技を行うものです。会場へのアクセスが困難などの問題により、従来のボッチャには参加をすることができなかった重度身体障害のお子様でも、自宅から競技に参加することが可能です。

2021年8月にはじめて小学生のSMAの子どもたちを対象に開催したオンラインボッチャ大会。2022年、2023年にはSMAの方々に加えて、全国の特別支援学校の中高生、オンラインボッチャに取り組む子どもたちを対象に12チームの参加を募り、「楽しいを、あきらめない」をスローガンに全国大会を開催しました。

株式会社オリィ研究所、一般社団法人オンラインボッチャ協会とバイオジェン・ジャパンが協働し、予選・決勝については、株式会社CACホールディングスのボッチャコートをお借りして、白熱した試合が展開されました。

３人のチームで協力しながら投球を行いました。障がいの度合いにより視線入力で操作する子どもたちも、チーム一丸となって楽しく試合に参加しました。決勝戦では、手に汗握る大接戦となり、熱気に包まれました。チームで試合に参加した経験により、日常の学校生活や将来についても積極的に考えるようになったとの感想が寄せられました。

2023年の全国大会では、小学生女子３名の「スマイルガールズ」が優勝！その後、オーストラリアの障がいをもつ高校生チームと国際親善試合も実施するなど、競技の輪は拡大しています。