エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫、以下 エーザイ)とバイオジェン・インク(Nasdaq:BIIB、本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、CEO:クリストファー A. ヴィーバッハー、以下 バイオジェン)は、このたび、抗Aβプロトフィブリル*抗体「レケンビ®」(中国製品名:「乐意保®」、一般名:レカネマブ)が中国国家医療保障局によって新たに発表された「商業健康保険の革新的医薬品リスト」(中国名:商业健康保险创新药品目录)に収載されましたのでお知らせします。本リストへの「レケンビ」の選定は、中国における早期アルツハイマー病(AD)治療へのさらなるアクセス拡大に向けた重要な一歩となります。
今回作成された商業健康保険の革新的医薬品リストは、中国政府による革新的医薬品の開発とアクセスを支援する新たな政策に基づくものであり、国家医療保険償還医薬品リスト(NRDL)による基本的な償還と、重要なアンメットニーズに対応する革新的医薬品との間の保障ギャップを縮小することを目的としています。商業健康保険の革新的医薬品リストを基に、各商業保険会社が製薬企業と保障内容について検討、合意したうえで、本リストに掲載された医薬品に向けた保険商品を開発します。商業健康保険の革新的医薬品リストは2026年1月1日より正式に発効される予定です。
エーザイは、2024年の中国におけるADによる軽度認知障害および軽度の認知症の当事者数を1,700万人と推定しており、今後高齢化の進展と共に増加していくと考えています。
エーザイは、中国において2024年6月に「レケンビ」を発売し、プライベートマーケットで本剤をお届けしています。
レカネマブについて、エーザイは、開発および薬事申請をグローバルに主導し、エーザイの最終意思決定権のもとで、エーザイとバイオジェンが共同商業化・共同販促を行います。中国においては、エーザイが販売並びに専門MRによる情報提供活動を行います。
* プロトフィブリルは、ADによる脳損傷に寄与し、この進行性の深刻な疾患の認知機能低下に主な役割を果たす、最も毒性が高いAβ種であると考えられています。プロトフィブリルは脳内の神経細胞の損傷を引き起こし、その結果、複数のメカニズムを介して認知機能に悪影響を及ぼす可能性があります1。そのメカニズムとして、不溶性アミロイドプラークの発生を増加させるだけでなく、神経細胞やその他の細胞間のシグナル伝達に直接的な損傷を起こすことも報告されています。プロトフィブリルを減らすことで、神経細胞への損傷や認知機能障害を軽減させ、ADの進行を防ぐ可能性があると考えられています2。
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